20代のためのキャリア予備校講師のノブです。現役の転職エージェントで20代の方の転職相談・1000名以上の経験があり、自社の面接官の経験もあります。そんなわたしが、
- 最近、WEB面接が多いみたいだけど実際どんな感じ?
- 対面の面接とはなにがちがうの?
と不安を持っている人に、
- WEB面接ならではのNG事例
- NG事例をふまえたWEB面接のアドバイス
- WEB面接に関するよくある疑問への回答
を通して、WEB面接で失敗しないための授業をしたいと思います。
それではさっそくはじめます。
そもそも、WEB(リモート)面接ってなに?
そもそもWEB面接とは、企業に訪問し、直接会って話をするのではなく、面接官と
・自宅などでZOOMやTEAMSなどを使用し、リモートにて実施する面接です。
以前から、遠方の企業と面接する際や一部のネット系の企業は導入をしていましたが、コロナ禍を通して、リモートワークが一気に浸透する過程で、WEB面接も一気に浸透が進みました。また、WEB面接が普及したことで求職者にとって大きなメリットがもたらされたと言えます。それは、移動時間がなくなることはもちろん、在宅ワーク中に60分ほど時間があれば面接が受けられてしまうという気軽さです。現職中の転職活動のハードルが一気に下がったといえます。
WEB面接ならではのNG事例
一方で、WEB面接の黎明期である2020年は、求職者はもちろんのこと、面接を実施する企業・面接官も慣れない方法であり、転職エージェントである私自身も様々なトラブルやWEB面接ならではのNG事例を経験してきました。その中でも、私が【対面面接→WEB面接】への移り変わりの中で、増えたと感じるNG事例を、企業からあった実際のNGコメントとあわせて紹介します。
印象/コミュニケーション力不足のNG
- 一方的な説明が多く、コミュニケーションがうまく取れなかった
- 少し暗い印象であった・面接中の印象あまりよくなかった
- 目線が明後日の方向をみていることが多く、落ち着かない印象であった
準備不足が原因のNG
- ボリュームを上げても声が小さく、聞き取りずらかった
- 部屋が正直乱雑/洗濯物がそのままで、そこは事前に整えておいてほしかったと感じた
- 環境を整えておらず(雑音・ネットワーク)、志望度の低さを感じた
- 時間ぎりぎりの入室であわただしい雰囲気であった
・・・どうでしょうか?
イメージができるもの、できないもの、そんなバカな、と感じるNG理由があったともいますが、いずれも実際にあり、しかも1度や2度の事例ではありません。
みなさんが同じ失敗をしないようにそれぞれの事例を通して対策を解説していきますね!
NG事例をふまえたWEB面接のアドバイス
事前準備の徹底
◆通信環境
転職エージェントとして、一番多く出会うトラブルは、通信環境のトラブルです。
・ZOOMやTEAMSなどのツールに入室ができない
・映像/音声が繋がらない・飛び飛び
まずはWEB面接を実施する予定の場所で、実際に使うツールで、最低1回は事前につないでみましょう!
◆部屋環境
静かな・照明の下など明るい場所を確保しましょう。
※必須ではありませんが、どうしても暗くなってしまう場合は簡易照明を用意しましょう。
◆カメラ・PC位置
カメラが目線の高さになるようにしましょう。また、自身の映像が証明写真のようなバランスになるようにPCとの距離や高さを調整しましょう。
◆背景
情報量の少ない部屋の壁の前がベスト。ですが、雑然とした印象を与えない程度であれば基本どこでも問題ないと思います。個人的には背景画像設定よりも、会議ツールの背景ボヤかす機能を使うくらいがちょうどよいと考えています。
◆服装・身だしなみ
→自宅であればスーツでなくても問題ない企業が多いです。ビジネスカジュアルであれば問題ないです。
※どうしても心配な場合は、転職エージェントを活用している人は担当の人に聞いたり、企業HPの社員紹介などを見て同じような服装レベルに合わせられれば大丈夫かなと思います。
WEB上のコミュニケーション
ポイントは下記3点です。
- 表情
- あいづち
- 目線
WEB上だとどうしても冷たい印象になりやすいです。なので、笑顔を意識することと、少し大きくあいづじをうつこと、そして、一番重要なのが、目線です。WEBミーティングや商談の経験がある人はイメージできると思いますが、目線が外れているとすごく目立ちます。
- 画面をみている
- 斜め下にある自身の画像をみている
と目線がはずれてしまいます。
WEB上で目線を合わせるときはカメラを見る必要があります。なので、
・自分が話すときは基本的にはカメラを
・話を聞くときは、カメラと画面を5:5くらいで見るようにする
と良いと思います。
諸注意
◆緊急連絡先は手元に
どんなに準備をしていても当日急なネットワーク不調などはあります。そんな時は焦らず、緊急連絡先に連絡をしましょう(誠意をもってご連絡すれば、別日の調整や電話での実施など代替案を提示してくれることが多いです)
◆メモをとるときはPCを使わない
WEB会議ではPCでメモをとりながら会議することも多いですが、あくまで、面接です。メモをとるならば、PCは使わないようにしましょう。
◆会議ツールのアカウント名
友人とのリモート飲み会で使用していたりすると、アカウント名があだ名のままだったりしますので、注意しましょう。
よくある疑問への回答
WEB面接の割合は?
あくまで個人的な統計になりますが8割以上の企業は1次面接をWEBで実施しているように思います。
どんな場所がいい?
自宅で壁の前に机を移動して、壁を背景に実施するのがベストかと思います。カフェなどは雑音が多く、お勧めしません。どうしても自宅がむつかしい場合は、個室や会議室などの時間貸しサービスを利用すると良いかと思います。
WEB面接ならではのマナーってある?
対面の面接と変わらないと思います。上記で解説していますが、直接のコミュニケーションよりも、あいづちや表情、目線に気を付ける必要があると思います。
背景はどうしたらいい?
自宅であれば、自宅の壁やカーテンの前で実施して、WEB会議ツールのボヤカシ機能を使うと良いと思います。それらがむつかしい場合はできる限りシンプルな背景画像を設定すると良いと思います(きれいな部屋の背景など)
スマホでもいい?
スマホを固定できるグッズでカメラの位置や角度が調整できるならば、スマホでも良いかと思います。位置調整などが楽なのはPCだと思います。
イヤホンはどうしたらいいの?
静かな環境でできるのであれば、イヤホンなしで良いと思いますが、少しでも雑音が入る可能性があるならばイヤホンを使用するのもありかと思います。
かんぺって使っていいの?
ベストはすべて頭に入っている状況で、相手に合わせてその説明ができるようインプットしておくことだと思います。ただ、どうしても心配な場合は、目線でばれないように、目線の先に貼っておくなどは、ばれない、という意味で問題ないと思います。
まとめ
最後にまとめます。
WEB面接で多いNG事例は
- 印象/コミュニケーション力不足のでのNG
- 準備不足が原因のNG
そして、WEB面接で面接自体が気軽に実施できるようになったからこそ、
- 通信・部屋の環境準備をおろそかにしない
どうしても、雰囲気や人柄などを伝えるのが難しいWEB面接だからこそ
- 笑顔・あいづち・カメラ目線
を意識的に行うことが大事。
そして、とにもかくにも、1度、WEB面接と同じ環境で実際に試してみましょう!!
今日の授業は終了です。ありがとうございました!
コメント